季節の音楽*紅雀♪

d0104649_10315251.jpg
9月を歌った曲ってたくさんありますよね。
今月の「夜きま」でも紹介したユーミンのアルバム「紅雀」
1978年に発表されたこのアルバムは私にとって忘れられないアルバムです。

1978年は母が亡くなった年

ユーミンが結婚して音楽活動を休止していて
松任谷由実としての初のアルバムがこの「紅雀」です。
私と姉にとって、ユーミンの音楽活動再開は、
母を亡くし傷心の心を埋めるユーミンからプレゼントのようでした。
でもでも・・・
この記念すべきアルバムをしっかり聴けるようになったのは、
ラジオのパーソナリティーをさせていただくようになった近年なんです。

「紅雀」は「9月には帰らない」という曲で始まります。
夏が終わり秋に移り変わっていく季節の色を感じる
感傷的で素敵な楽曲です。
でも当時、母を亡くした私にとって
9月には帰らない♪♪〜は辛すぎた。

最期の一時帰宅が許され、再び病院に帰る時
タクシーに乗り通りの角を曲がって行くタクシーの中で
手を振ってこちらを見ていた小さくなった母の顔を思い出すんです。

9月には帰らない
ただひとり残っても

未来が霧に閉ざされていた頃は
この潮騒が重すぎて泣いた

今はもう負けないわ
9月には帰らない

無口な人は夏の日のはかなさを
うまく言えずにバスの窓おろす

今はもう負けないわ
9月には帰らない
9月には帰らない


「帰らない」という表現は当時の私には悲しすぎました。
そしてこのアルバム「紅雀」は
「残されたもの」という曲で終わります。

明日目覚めたら 枝の病葉さえ
きっと銀箔の空を旅してゆく

最後に残された
何かが解かれるように

もう捨てるものは何もなくなる
またひとりだけの時が始まった


アルバム「紅雀」は
美大の日本画科を専攻したユーミンの絵画的な音楽表現を堪能できる
素晴らしいアルバムです。
[PR]
by maming-kawa | 2009-09-08 10:36 | 音楽 | Comments(3)
Commented by こりす at 2009-09-10 14:10 x
マーミン!
ユーミンの「紅雀」、まーみんにとってそんな深い思いでのあるアルバムだったなんて!
本当に、このアルバムの曲達は、感傷的で素敵な曲ばかり!
その中で、「9月には帰らない」が、お母さまとの深い深い思い出を持った曲だったなんて・・・。
「9月には帰らない」は、静かで、穏やかで、切ないけど優しい曲だよね。
ユーミンが歌ってる・・・「時はいつの日にも、親切な友達。過ぎてゆく機能を物語に変える・・・。」
お母さまの優しい思い出と共に、この曲を聴ける時がいつか来るかもしれないですね。

私のこのアルバムの思い出は、生まれて初めてひとり暮らしをすることになった時、母が「ひとりでも寂しくないように、レコードでも買ってあげるよ。」って言って買ってくれたアルバムがこの「紅雀」でした!
やっぱり、母との思い出ですっ!

前に、マーミンに話した、私のユーミンソングで3本指に入るくらい好きな「ランドリーゲートの思い出」が、このアルバムに入っていたような!

出してきて、聞いてみます!
久しぶりに!
「紅雀」を!
Commented by こりす at 2009-09-10 14:18 x
またまた、こりすです!
字を間違ってて~(^^;)

「過ぎてゆく機能を・・」じゃないでしょ~^^;「過ぎてゆく昨日を」でしょ~^^;・・・・・でしたぁ~!

ホント、いつもながらそそっかしいこりすでぇ~す^^;
こどもには、「書いた後は、見直しをしろぉーっ!」って怒鳴ってるくせに・・ですっ^^;
Commented by maming-kawa at 2009-09-11 00:13
こりすさん!コメントありがとうございます。
こりすさんは、「紅雀」をお母さまにプレゼントしていただいたんですね。
一人暮らしのこりすさんを想ってこのアルバムを選ばれたお母さま・・・素敵ですね。
「ランドリーゲートの思い出」は私も大好きです。
今日も歩きながら〜歌ってました。
「ジミヘンのレコードも返せないまま〜〜♪♪」ってね!
あ!来月のラジオで聴いてもらおうかな?ってちょうど!想っていたところでした。
わあ〜〜!こりすさんとシンクロしちゃいましたね。

「紅雀」は、この季節に聴くのには、おすすめのアルバムですよね。
<< 街中散歩* 建築家 安藤忠雄* >>